1998.3.18 コンパイル倒産一般的には『ぷよぷよ』、MSXユーザー的には『ディスクステーション』で有名だったコンパイルが、この日広島地方裁判所に和議(いまでいう民事再生法のようなもの)を申請し、事実上の倒産となった。負債総額は約75億円であった。『ぷよぷよ』に次ぐヒット作に恵まれなかったこと、社員を大量採用したこと、グループウェア「POWER ACTY」が大失敗に終わったことなどが理由と考えられる。当時はいわゆる「氷河期」であり、内定を取り消された学生たちにとってはあまりにも無念だっただろう。この直後に開催された「東京ゲームショウ」にコンパイルはブースを出展していた。ブースのパーティションは励ましのメッセージで埋め尽くされたという。『ぶよぷよ』も『ゴルピーのパ...1998.03.18 00:00企業
1990.10.26 NEC・大内相談役(当時副社長)の回顧録この年(筆者注:1983年)、私が考え込んだ「事件」のひとつが6月に発表されたMSXです。発表前にアスキー副社長の西君が僕のところに来て「日本電気がPC-8000をやっているのは知っているが、それはそれとしてMSXにも参加してくれ」と随分頼まれました。いくら8000がいいといっても、これは日本電気だけのものですからね。お得意先にすれば、選択肢が増えるわけです。そう考えれば賛同した方がいかもしれないと、いろいろ悩みました。今でも思い出すのは6月に東京・大手町の経団連会館で開かれたMSXについての記者会見です。最初、僕は「その会見に参加しない」と言っていたのだが、西君が「とにかく出席して一言しゃべってくれ」と言う。それで変なあいさつをし...1990.10.25 22:00企業
1986.4.2 アスキーとマイクロソフトの提携解消パーソナルコンピューター用ソフト開発の大手、アスキー(本社東京)の郡司明郎社長と西和彦副社長は日、東京・大手町の経団連会館で会見し、提携関係にある米マイクロソフト(本社シアトル、会長ビル・ゲーツ氏)との間で提携解消で合意、現在解消の時期、共同で開発したソフトウエア商品の権利問題などについて協議していると発表した。両氏によると、交渉での焦点は日本製十六ビットパソコンの基本ソフト(OS)である日本語MS―DOSの取り扱いや家庭用低価格パソコンの標準規格「MSX」を今後どちら側で販売していくか。いまのところ結論は出ていないが、マイクロソフト側が日本語MS―DOSを、アスキー側がMSXをそれぞれ所有することで決着しそうだ。【出典】日本経済新...1986.04.02 06:00企業有名人