1995.7.23~8.6 「MSXキャラバン」8都市で開催7月8日。いよいよやってきてしまった『MSX・FAN』誌の休刊。しかしMSXユーザーたちはあきらめなかった。全国各地のMSXサークルが連絡をとりあい、同時多発的にイベントを開催することにしたのである。その総称を「MSXキャラバン」と呼び、3週間にわたって以下の8都市で開催された。複数の会場に参戦した強者も多かったという。●7月23日 大阪・金沢●7月30日 札幌・仙台・名古屋・福岡●8月6日 東京・新潟なお、これらのイベントに特定のフォーマットはなく、それぞれの主催者が自由なアイデアでイベントを開催していた。同人即売会であったり、自由に使える本体とモニター(いわゆる「フリーMSX」)を設置して自作のプログラムを見せびらかしたり、懐か...1995.07.23 02:00イベント
1995.7.23 「似非セミナー」開催東京都北区「北とぴあ」で開催されたこのイベントは、多数開催された同人系MSXイベントの中でも異彩を放つものであった。同人系MSXイベントは、主に同人ソフトを持ち寄って販売する「即売会」系イベントと、ソフト制作者でなくても参加でき、ファン同士が交流を図る「集い」系イベントがその中心を占める。その中で「似非セミナー」は、MSXがハードウェア的に改造しやすいことに目をつけた「電子工作系」イベントである。「似非」とは、同人サークル「似非職人工房」が開発した同人ハード「似非RAM」のこと。既存のROMカートリッジを改造してSRAMチップを搭載することにより、外部ドライブとして利用できるというものだった。まぁ、いまでいうところのSSDみたいなも...1995.07.23 00:00イベント
1995.7.8 『MSX・FAN』誌、予告通り休刊ついにこの日がやってきてしまいました。しかし、この1年間、同人サークルや草の根パソコン通信の紹介など、雑誌がなくなってもコミュニティとしてのMSXを残していこうとする編集方針は、確実に現在にも受け継がれています。ありがとうMファン。さようならMファン。ちなみに、最終号の裏表紙には「MSX復活プロジェクト」なる謎の広告が。この広告ではスロットを4つに拡張する「拡張スロット」や、MSXにハードディスクを接続することができる「IDEインタフェース」といったハードウェアの発売が告知されていたのだが…残念ながら、これは後にMSX界の黒歴史として名を残すことになる。1995.07.08 01:00雑誌・書籍