アスキーは十六ビットのCPU(中央演算処理装置)を搭載したMSXパソコン「MSX turbo R」を開発した。
自社開発したCPU「R800」を使っており、処理速度は従来の八ビットMSXシリーズに比べ平均十倍になったという。またAV(音響・映像)機能を取り入れ、マルチメディア対応を強化している。
アスキーはすでにシステムソフトのライセンスとLSI(大規模集積回路)を家電メーカー数社に販売し始めている。来月にも家電メーカーが十万円以下(ディスプレーは除く)の値段で販売する見通しだ。
(中略)
アスキーでは同製品を「ゲームマシン(娯楽)とワープロ(ビジネス)の狭間を埋める商品」(西和彦社長)と位置づけている。対象とするユーザー層は小、中学生から大学生だという。初年度は五十万台の出荷を予想している。
【出典】日経産業新聞 1990年9月5日付
家電メーカー「数社」ってどこ?P社以外に知りませんが・・・
とにかく、僕たちが待望した「MSX3」規格が発表されることはついにありませんでした。
あなたが「MSX3」に欲しかったものはなんですか?
いま、その欲しかったものは実現されていますか?
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