『MSX・FAN』誌の休刊が発表された1994年頃から、全国各地でMSX系同人サークルのイベントが多数開催されるようになった。
それらのイベントは主に2種類に分類される。同人サークルが持ち寄ったソフト・ハード・同人誌などを頒布する「即売会系」イベントと、とにかくユーザーたちが集まって自由に交流する「集い系」イベントである。また、異色なものとしては電子工作を主体とした「似非セミナー」が存在した。
そして、ここに第4の形態が現れる。11/23,24の2日間にわたって、千葉県・千葉工業大学で開催された「MSX WORLD EXPO」である。これは大学のサークルによって主催された「展示会系」イベントだ。文化祭の一企画として開催されたこのイベントは、MSXの過去から現在まで、とにかく多数の本体・モニターを並べ、MSXユーザーのみならず、たまたま文化祭に足を運んだ人をも対象としていたことに他のイベントとの違いがみられる。
なお「WORLD EXPO」という名前は、当時開催されていた大型イベントの名前を拝借したものである。海外のハードも展示していたので、いちおう嘘はついていない。
ちなみに、このイベントでいちばん好評だったのは入口付近に設置してあった「占いコーナー」であったことはここだけの秘密にしておこう。
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