『MSX・FAN』誌最終号の裏表紙に掲載された「MSX復活プロジェクト」(以下MFP)なる広告。
そこにはスロットを4つに拡張するハードウェアの発売が予告されていたのだが、結局実現せずに終わった。中には前金を支払ってしまった人もいると聞く。いまで言うところの「クラウドファンディング」の失敗例に近い。だが、返金されなかったのは当時でも不満を抱いていた人が多かった。
そんな中「ならば自分でやってやる!」と奮起したのが、同人サークル「フロントライン」であった。フロントラインは同人ソフトのサークルではなく、プロデュース業を主に手がける異色のサークルであった。要するに自分で開発するというよりも、他人に開発させることを得意としていた(汗)。
そんなサークルがいろいろと暗躍した結果、拡張スロット「エキスパンジョンスロット」が誕生したのである。
フロントライン代表のN氏も、実はMFPに前金を支払ってしまった一人だという。この情熱というか反骨精神には参ったとしか言うほかない。
ところで、スロットを拡張したところで何に使うのか?実のところよくわかっていない。
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