フジテレビで早朝に放送された『ウゴウゴルーガ』は、あの『ひらけ!ポンキッキ』の前の枠であるにも関わらず、まったく違うテイストの子ども番組として制作された。
セットは全編CGで、その中に2人の子ども「ウゴウゴくん」「ルーガちゃん」が登場。曜日ごとに変わるCGで作られたキャラクターと会話するコーナーがメインであったが、それ以上に注目されたのが途中にはさまれるショートコーナー。
「プリブリはかせ」「ミカンせいじん」「あにき」など、そのシュールさには「意味がわからない」という声が続出した。
この番組のCG制作には、後に世界的な映像作家となる岩井俊雄さんが参加しており、MSXとAmigaを使用していたという。MSXが本格的にテレビ番組に使用されていたと確認できる稀有な例である。
『ウゴウゴルーガ』の福原プロデューサーによると、この番組のアイデアは同様に昔放送されていた子ども番組『カリキュラマシーン』であったという。さらに、最近大きな話題となったアニメ『ポブテピピック』は『ウゴウゴルーガ』に影響を受けたという。アイデアとはこのように連鎖していくのである。
【以下、MSXとは関係ないうんちく】
・福原プロデューサーはtwitterで積極的に発言を繰り返していたが、ついにフジテレビに愛想が尽きたのか、現在は「バズフィードジャパン」に転職している。
・「ルーガちゃん」を演じていた小出由華さんは、その後巨乳グラビアタレントになった。
・一時期は夜にも『ウゴウゴルーガ2号』が放送されており、テーマソングはピチカート・ファイヴの『東京は夜の7時』であった。ボーカルの野宮真貴さんは、いまでも夜7時になるとtwitterで「東京は夜の7時♪」とつぶやいている。
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