7月8日。いよいよやってきてしまった『MSX・FAN』誌の休刊。
しかしMSXユーザーたちはあきらめなかった。全国各地のMSXサークルが連絡をとりあい、同時多発的にイベントを開催することにしたのである。
その総称を「MSXキャラバン」と呼び、3週間にわたって以下の8都市で開催された。複数の会場に参戦した強者も多かったという。
●7月23日 大阪・金沢
●7月30日 札幌・仙台・名古屋・福岡
●8月6日 東京・新潟
なお、これらのイベントに特定のフォーマットはなく、それぞれの主催者が自由なアイデアでイベントを開催していた。同人即売会であったり、自由に使える本体とモニター(いわゆる「フリーMSX」)を設置して自作のプログラムを見せびらかしたり、懐かしのハードを展示したり、これからの活動のあり方についてディスカッションを行った会場もあったという。
MSXキャラバンは「Mファンがなくなっても自分たちはMSXを続けていくぞ!」というユーザーたちの気概を示したイベントとして今後も語り継がれていくだろう。
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