読者投稿によるプログラムリストを大量に掲載して人気を博した『マイコンBASICマガジン』(電波新聞社)。それに対抗する形で、同じくプログラムリストを売りにした『プログラムポシェット』(徳間書店インターメディア)。
その精神を引き継いで誕生した『MSX・FAN』(通称Mファン)は、同じく読者投稿プログラムコーナーの「ファンダム」が最大の売り。その他にも「サウンドフォーラム」(後にAVフォーラムに変更)、「FM音楽館」「ほほ梅麿のCGコンテスト」といった読者投稿コーナーが豊富で、アスキー発行の『MSXマガジン』(通称Mマガ)と比較しても「みんなで作る雑誌」という意識が読者にも浸透していた。
本家MマガよりMファンのほうが結果的に長生きしたのも、その読者の熱量ゆえと言ってよいだろう。
※Mファンの発売日は毎月8日ですが、1987年3月8日は日曜日であるため、ここではその前日の3月7日を創刊日としています。
※『プログラムポシェット』は、雑誌『テクノポリス』の増刊号という扱いでした。
「ファンダム」投稿者に向けて送られた小冊子「ファンダム通信」。たとえ採用されなくても、これがもらえることが創作意欲をかきたてました。
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