この日、日本電信電話公社(電電公社)が民営化され、日本電信電話株式会社となった。
※なお「NTT」という略称は電電公社時代から使われていた。
当時の電電公社はINS(Information Network System:高度情報通信システム)という電話に続く次世代の情報網の構築を進めており、民営化によって外部からの参入が可能となった。そのため、INSを利用した新たなビジネスの登場に期待が集まっていた。
※当時の名残りとして、現在もISDNのサービスに「INSネット」という名前が使われている。
西和彦の「ホームコンピュータ」構想は、この将来を見越してのもとだとされる。
彼はコンピュータを電話と同じく「一家に一台」の存在にしようとしたのである。
その直後である4月15日に、アスキーはパソコン通信サービス「アスキーネットワーク」の実験を5月1日に開始すると発表した。
そして、翌1986年12月20日に「アスキーネットMSX」が誕生するのである。
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