ビル・ゲーツ(マイクロソフト社社長)。
パソコンフィーバーの仕掛人だといわれ、いまやパソコン界の教祖的存在だが、実際に会うと、痩せて眼鏡をかけ、ハイスクールの学生のような半袖の派手な開襟シャツ、ジーパン姿で、同じ年(二十五歳)の西和彦よりもさらに若く見え、部屋の中を神経質そうに歩きまわる姿は、どう見ても受験浪人だ。
(中略)
ビル・ゲーツ。一九五五年十一月シアトルの生れ。ゲーツの家はシアトルで十指に入るといわれるほどの名家で、父親は弁護士、母親は実家が銀行業を営んでおり、その銀行の役員と、ユニバーシティ・オブ・ワシンシンの理事を勤めているという。家庭がきわめて豊かで、しかも学校経営に深いかかわりがあるところなど、西和彦が育った環境に酷似している。
【出典】『マイコン・ウォーズ』田原総一朗著/アゴラブックス
※引用部分は原文ママです。
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