翌27日は、西和彦率いるMSX陣営の規格説明会の開催が予定されていた。
そして、対抗規格をぶち上げた孫正義もまた、同じ日に記者会見をぶつけようとしていた。
それを見かねた松下電器の前田一泰氏が事態の収拾に乗り出し、前日夜に二人を呼び、会談の場を設けた。実はその4年前、前田氏が二人を引き合わせたのが二人の初対面であった。
会談は深夜に及び、結果的に合意が成立。晴れてMSXが真の統一規格となったのである。
【参考文献】『パソコン革命の旗手たち』関口和一著/日本経済新聞社
ところで、この会談が行われたのはどこなのか。
資料によって「ホテルニューオータニ」「ホテルニューオークラ」と記述が分かれており、真相は闇の中なのです。
ちなみに当の西和彦氏は「違うよ、うちの事務所だよ」と言ったとかなんとか…
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