1983.10.21 三菱電機「ML-8000」発売。MSX本体第一号?

実はこの話、信憑性が若干揺らいでいます。

というのも、「10月21日発売予定」というソースは『MSXマガジン創刊号』の記事の中に存在しているのですが、なんと「11月21日発売予定」と書いてある別の記事の存在が見つかったのです。ということは、もしかして……誤植なのか?そうなのか?


もしかりに誤植とするならば、繰り上がりで当選するのは「10月末発売予定」と書かれている松下電器の「CF-2000」。いわゆる「キングコング」がMSX第一号となるのですが……まさかこれも誤植じゃないでしょうね!(憤怒)


ただし、別のソースもあり、朝日新聞 1983年10月4日付では「10月21日」であると記されています。いまのところ2対1で三菱が優勢?というところでしょうか。さらに、三洋「MPC-10」が10月25日発売であるとも書かれており、2番手争いも白熱しております、

【出典】朝日新聞 1983年10月4日付

「10月21日」説を生んだMSXマガジンの記事。誤植じゃないことを祈る。

MSX一番乗りをはたしたのは、松下でもソニーでも東芝でもヤマハでもなく、三菱なのでした。ってあたりに当時の各社の混乱ぶりが垣間見えます。

本体第一号発売にこぎ着けるのに、さまざまな大人の事情と野望と希望があったんでしょうな。ってことが想像できる年齢にみんななっちゃいましたね……。


【出典】↓以下の記事より

本体のレビューをしてくださった方もいました。

MSX 35th Anniversary (unofficial)

1983年に誕生したパソコンの世界統一規格「MSX」。 今年(2018年)で35周年を迎えるにあたり、過去の資料や思い出話などをたくさん掲載していきます。 出典があるものはなるべく記載し、MSXが残した文化を後世に伝えるとともに、研究に役立つ内容にできれば幸いです。 ※本サイトは非公式のものであり、アスキー(当時)およびマイクロソフト等とは関係ございません。

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